キャンプと温泉とカメラ

2020.11.28(土）～29(日）

キャンプをしていると、朝に夕に素晴らしい風景に出会えるものです。
自宅にいたって、毎日朝な夕なな風景に接しているはずなのに、屋外で自然と密に接している時
その感動は、日常とは感じ方も心への染み方もまた違うように感じる。


毎度な焚き火の炎だって、2度と同じものはない。
一期一会に揺らめいて消えていく。
儚いはずなのに、薪をくべる間中は私達を楽しませてくれるし暖めてくれる。




夜半に三度ほど、大きな風がやってきた。
ずっと吹いているのではない
一度ぼおっと吹き渡っていったら、そのまま静かになって
間を置いて二度、三度とやってきた。
それきりだった。

冬がやってくる挨拶なのかな。
木々にわずかに残った葉っぱたちを、
ああ、仕事をし忘れた
夜中に誰にも見られないうちに、吹き飛ばしてしまおう。
と考えたか。。。

残念、もうちょっと吹かないと全部は落ちなかったようだね。






満月の2日前
月は明るくこの日は一晩中の月明かり

風がこっそりと葉っぱを落とそうとしたのに、見事に月はお見通し
風さんだって、もうちょっと日を選ぶべきだったね。





そうそう、テントのファスナーを一か所閉め忘れていたら、夜中にアナグマさんらしき闖入者に入られた。
食べ物はがっちりブロックしてあったから、被害はなかったけど、ごみをいじられたよ。

これも月夜の出来事


朝は久しぶりにニンニクライスとウインナーとキャベツのスープ
コーヒーを飲みながら、昨晩の出来事を思う。






帰路には箱根の山中城址に寄ってみた。
なまった体には小一時間の坂道歩きはいい運動だった。




自宅が北条氏のお膝元だから、秀吉に攻められたときに
山中城の改修が間に合わなかったことは、本当に残念。。。

苛烈な防戦を繰り出したものの、多勢に無勢
あっけなく落城して北条氏も終焉を迎える。

ただ夢のごとしなのである。

あの時代は誰が天下を取ったっておかしくない時代。
時の運と神の采配。


豪快な自然の中にあって、ふと物思いにふけった、そんな今回のキャンプでした。