光を読んで撮影する 写真講座7

ぜいぜい

2021年07月08日 14:43

いよいよ真打ち登場の様相ですが、これが一番むずかしいのです。


まず光と一言で言っても、光芒や木漏れ日、玉ボケ、レンブラント光線や月の道など
光そのものを撮影するということもありますね。





今回は、そういった光そのものではなく、光を利用しながら撮影してみるという方法です。
人工的なものだとフラッシュやライティングなどがありますが、
そういったものでなく太陽光線を利用して撮影してみようということです。


トップのススキの画像では、夕日を一身に浴びたススキを特化して撮影しています。
ススキの穂のようにほわほわしたものは、光を浴びるとキラキラと反射するので
日中でも夕日でもキラキラと撮ることができます。
日中であれば斜光の当たる時間(太陽の光が斜めに来る)を選んで撮影しましょう。
ちなみにトリミングをしています。


さあ、実践してみましょう。
やはり室内は光を考える上では、いろいろと工夫ができます。
こちらは、レースのカーテン越しに斜光をとりこんでいます。
背景から入ってくる光が、レースのカーテンによってやわらげられるので、
布地も柔らかくやさしい雰囲気を作ることに成功しました。
キャンプだと、タープに薄地の白っぽい布を垂らして撮影すると、奥様3倍くらい美しく撮れますw





こちらは顔の一部にわざと光を入れて撮影しています。
キャンプでも、カップだけに光を当てたり、かなり応用が利く撮り方だと思います。





こちらはかなり高等技術ですw
レースのカーテン越しに室内からベランダにカメラを向け、カーテンの裾だけなびいた瞬間にシャッターを切りました。
撮影方法はカメラをいじっていると、もしくは対象に向かっているといろいろとアイデアが浮かんでくるので
何でも試してみることです。





花の撮影は高曇りが撮りやすいと言われています。
直射日光が強いと、花の種類によっては照り照りとした写りになってしまいます。
そういう時には、太陽を背にして、自身で花に影を作って直射日光を遮ってあげます。





先ほどの猫の作例のように、1ポイントだけに光を当てても面白いと思います。





次に室内での花の撮影です。
普通にレースのカーテン越しや曇りガラス越しの斜光が一般的です。





がちょっとやり方を変えてみるのもまた勉強です。
こちらは北向きの窓からのゆるめの光です。
もうちょっと花に南からの光が入るかなと思ったのですが、家が広すぎましたw
ちなみに、ものによってはフラッシュ炊いていいと思うのですが、、
植物にフラッシュは自然に仕上がらないので、私はやらないです。





最後に光を取り込むうえで、忘れてならないのはWBです。
RAW撮影でレタッチ前提なら、いつでもオートでいいと思います。
JPEGでの撮影ならオートもいいのですが、
私の感覚だと、晴天モード(色温度5500k)は曇りでもそこそこいい色加減に撮れます。
あと曇り、日陰モード、蛍光灯モードなどは黄色っぽく、電球モードは青っぽくなるので、
かなり扱いが難しいと私は感じます。
JPEG撮影で心配なら、いくつかのWBモードで撮っておけばいいと思います。
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